荒川アンダーザサン

 お初に記事を書きます。生ヶ物同盟の放蕩息子、あさゆきです。
 
 さて、今回はあんまりサークルの活動には関係の無いお話なんですが、さる5月4日、私あさゆきの発案(というか思いつき)で、信天翁、夜桜、そして友人のM氏と共に、埼玉は秩父郡の観光地・長瀞へ行ってきました。秩父というと今ちょうど放送中のアニメ「あの花」の舞台だとかで注目を集めてますよね。僕らは純粋に長瀞観光を楽しむことにしたわけですが。

 さて、東京から2時間ほど。長瀞は、長瀞駅を中心に、東側を荒川が流れ、西側には宝登山がそびえる観光地です。燦燦と日が照る絶好の行楽日和でした。駅に降り立った我々は、まず荒川のライン下りを楽しむことに。

 駅から河原へ向かう道の両側にはたくさんの飲食店やお土産屋さんが軒を連ね、行き交う人で溢れていました。景勝「岩畳」を見ることが出来る河原には、露天が出ています。いい匂いに惹かれて鮎の塩焼きや焼き椎茸をいただき、川下りの舟に乗船。流れの穏やかな所では船頭さんの口上を聞き、のんびり景色を楽しみます。急なところでは飛沫をあげる川面にエキサイト。うっひょ〜い! で、川下りの終着点からはバスが元の場所まで連れて来てくれますので御安心を。

 さて、元の河原に戻った一行は、改めて岩畳を散策。岩の造形と眼下の河畔、そして対岸の緑が涼しげな景観を楽しませてくれます。ふと足元を見ると、ちょっと見えにくいかも知れませんが、なんと、こんなものが……!

心  な  い  ヤ  ツ  は  ど  こ  に  で  も  居  る  も  ん  で  す  ね 。

 さて、気をとりなおして昼食といきましょう。駅から河原への賑やかな通り沿いに、とても感じのいい蕎麦屋さんがあったので、ちょっと並びましたが入店。舞茸てんぷら蕎麦を頼みました。

 美味しかったです。特にてんぷら。素材が美味しい上にさっくさく。

 腹を満たした一行は、川が済んだら次は山、とばかりに宝登山へ。参道を登り、水戸○門の旅の一行のごとく茶店で団子(名物「黄金団子」)を食い、宝登山神社に参りました。本当はロープウェイか歩きかで、宝登山山頂の奥宮に行きたかったんですが、ロープウェイは本数が少なく混雑していて、時間の制約もあり断念。麓のツツジがきれいな丘を見ることに。

 帰りの列車の時間もあるので、駅の方に戻ります。参道沿いのお店をひやかしてみると、どこもかき氷が馬鹿に高い。ここ秩父の山奥には氷室があり、天然の氷が名物であることを思い出しました。噂では、口当たりが普通のかき氷とは全然違うとか。トライしてみる他ありません。
 うまい! きめの細かい氷がふわっとしていて、確かに普通のかき氷とは違います。口に入れると瞬時に消えてしまう感じ。それに、材料の水も美味しいのでしょう。なるほど高いわけですよ。

 駅に着き、乗車券と、予約しておいたSL整理券を購入。そう、帰りはSL「パレオエクスプレス」号で。鉄道好きのあさゆき的には、これがメインイベントという節もあったりします。
 ちょっとバタバタしましたが、発車には間に合い乗車。連休だけあって混雑していて、自由席券の我々は途中まで座れませんでした。
 熊谷到着。下手な写真なんぞ撮りながら、回送される列車を見送るまでホームにいました。いやあ、やっぱいいね。蒸機は。

 満足気に秩父鉄道から帰りのJR線に乗り換えようとした時です。
Suicaが、無い……」
 どこかで落としたようです。翌日には下宿先の宇都宮にUターンの予定だったので、その分の料金を含めチャージしてあった金額:4000円なり。貧乏学生には痛くてたまらない金額です。無記名のSuicaなので再発行もできませんし。すごく落ち込みました。幸い帰宅の切符代くらいはあったのでどうにかなりましたが。

 まあ、いろいろ有ったとはいえ楽しい思い出と共に東京に帰還。ちょっと喫茶店でおしゃべりして、解散。


 長々と書きましたが、今回のお出かけ報告はこんな感じです。ではまた。